DIMANCHE 14 MARS 1999     

【パリ〜ニース 3月13日 第7ステージ 】

 今日は快晴。

 レース前半、ブルノ・ボスカルダン(スイス、ポストスイス)とテッシエ(フランス、フェスティナ)逃げる。
ゴール43キロ手前では、ボスカルダンが一人で先頭を走る。集団との差は、4分33秒。集団は、ラボバンクチームがしきる。
 
 最後の28キロ登りに突入した時点で、ボスカルダンと集団との差は2分7秒。バンデンブルックの為にファラジン(ベルギー、コフィディス)が先頭の集団をひく。これにより、集団のスピードが上がった為、集団が分かれる。ゴール23キロ手前で、ボスカルダンはあえなく集団に吸収されてしまう。

 ゴール14キロ手前でカベッリョ(スペイン、ケルメ)がアタックし、23人の集団と27秒差を広げる。

 そのあと、ボッテロ(コロンビア、ケルメ)が加速し、ボーヘルト、フィグエラス(イタリア、マペイ)がつき、集団からこの3人が逃げる。カベッリョと合流し、先頭は4選手となるが、集団に追いつかれてしまう。

 6キロ手前では、メルクスなどが遅れて、先頭は10選手になる。
  
 ずっと集団の後方にいたヴィランクだったが、ゴール3キロ手前でアタック!しかし、誰も動かず。唯一、ブルヘイエン(ベルギー、ロト)がついて行く。しかし、ボーヘルトの加速で、2人とも追いつかれ、ボーヘルトが集団の先頭にたつ。最後のゴール直線手前で、右からビランク、左からバンデンブルックが加速し、バンデンブルックがビランクを離し、両手を上げてゴールした。

優勝したバンデンブルック ; 「初日の成績で、総合優勝を今年もするつもりでいたのに、月曜日パンクに見舞われ、総合優勝は絶望的になってしまった。だから、ステージ優勝を目指していたんだ。今日は、ずっと集団について行っただけ。ボーヘルトは、強いよ。」

2位に入ったビランク; 「最後の登りは、よく知り尽くしていたので、最後の3キロで、一人で飛び出したけど、すぐに吸収されてしまった。スプリントでバンデンブルックはとても速かったよ。今日は、2位だけど、とてもうれしい。」

 これで、ボーヘルトの総合優勝はほぼ確実となった。

〈第7ステージ〉 SISTERON-VALBERG 198.7km  
  有力選手
1.フランク・バンデンブルック(ベルギー、コフィディス) 5時間10分03秒 7.M・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)        4秒遅れ
2.R・ビランク(フランス・ポルティ)              同タイム   21.A・メルクス(ベルギー、マペイ)           3分9秒遅れ 
3.D・フリーゴ(イタリア、サエコ)               同タイム 91.L・アームストロング(アメリカ、USポスタル)    28分8秒遅れ
4.G・フィグエラス(イタリア、マペイ)             2秒遅れ  
5.G・ブルヘイエン(ベルギー、ロト)             4秒遅れ   
   
総合 有力選手 
1.ミハエル・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)   31時間57分32秒 13.A・メルクス(ベルギー、マペイ)           3分35秒遅れ
2.M・ツベルク(スイス、ラボバンク)             57秒遅れ 14.R・ビランク(フランス・ポルティ)           3分45秒遅れ
3.S・ボテロ(コロンビア、ケルメ)             1分38秒遅れ 19.アンドレイ・チミル(ベルギー、ロト)         6分31秒遅れ
4.M・ウォーテルス(ベルギー、ラボバンク)       2分13秒遅れ 29.S・オグレディ(オーストラリア、クレディアグリコル)  12分24秒遅れ
5.F・バンデンブルック(ベルギー、コフィディス)     2分13秒遅れ 60.L・アームストロング(アメリカ、USポスタル)   47分49秒遅れ

 


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