VENDREDI 19 MARS 1999     

【ワールドカップ第1戦ミラノ〜サンレモ、明日出発】

 年間10戦行われる自転車ワールドカップの第1戦ミラノ〜サンレモ(別名;プリマベッラ)が、明日20日イタリアで行われる。世界ランキング1位のバルトリ(イタリア、マペイ)や、今絶好調のバンデンブルック(ベルギー、コフィディス)、世界戦チャンピョンのカメンツィン(スイス、ランプレ)、ツール・ド・フランス優勝のパンターニ(イタリア、メルカトーネ・ウノ)などが出走する予定。
 もちろん、過去2年連続で、このレースに優勝しているザベル(ドイツ、テレコム)は、3連続勝利に向けて、かなり意気込んでいる。

【チッポリーニ、大転倒!】

 3月10日〜17日に渡って、イタリアで行われたティレーノ〜アドリアッティコの第7ステージ、ゴール直前で大転倒が起こり、チッポリーニ(イタリア、サエコ)が犠牲になった。
 最後のゴールスプリントで、バルダート(イタリア、バラン)が、かなり右に寄って来たため、右にいたチッポリーニとミナリ(イタリア、カンティーナトッロ)が、コースの端に追い詰められた。この為、チッポリーニはコース沿いの看板に激突し、ミナリの自転車は空高く舞い上がって、コースの反対側(左)へ飛んでいった。

 この落車で、ミナリ、バルダート含む5人が病院へ運ばれたが、チッポリーニの怪我は他の選手よりまだ軽く、レースを棄権して家に帰る事となった。ミラノ〜サンレモへの出場を熱望しているチッポリーニは、もし出場するとなれば、特別な包帯を腕に巻いての出場となる。

【犬には、くれぐれもご注意を】

 同じくティレーノ〜アドリアッティコの第3ステージのスタートで、オリンピック金メダリストのパスカル・リシャール(スイス、モビルベッタ)が、犬に噛まれるという事件が起こった。リシャールは、そのままゴールまで走ったが、足には4つの噛まれた穴が開いていたらしく、ゴール後病院へ向かった。翌日もレースを続けたが、最終日の第8ステージで、熱のためにスタートをあきらめ、棄権する事となってしまった。やはりこれは、犬が原因なんだろうか?
 何はともあれ、明日のミラノ〜サンレモには出場するらしい。

【セルゲイ・ゴンチャールが変わった】

 97年の世界選手権タイムトライアルで2位になったウクライナ人のセルゲイ・ゴンチャール(ヴィーニ、昨年はカンティーナトッロ)は、国が新情報システムを導入した為、強制的に名前を英語表記に変える事となった。そう言う訳で、Serguei Gontchar が Serhiy Hontcharとなった。

 


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