|
【クリテリウム・アンターナショナル】
3月27、28日に渡ってフランスで行われたクリテリウム・アンターナショナルは、昨年のツール・ド・フランスの時に、フランス政府のドーピング制度に反対し、レースをボイコットしていたオンセチームが初めてフランスで参加するレースとなった。オンセチームのエースとして、バネストから移籍してきたオラーノが出場した。
27日の第1ステージは、マザン〜ボーム・ドゥ・ブニズの178キロ間で行われ、ゴールスプリントとなり、いち早くアタックしたステファン・バルト(フランス・カジノ)が、両手を上げてゴールした。しかし、横から来たジャンパトリック・ナゾン(フランス・フランセーズ・デジュ)の最後の追い上げにより、きわどい勝負となり、写真判定に持ちこまれた。その結果、ごく僅差で、バルトの勝利が認められた。レース後バルトは、「ちょっと早く喜びすぎた。」と語った。
(第1ステージ) | |
(結果) 1.ステファン・バルト(フランス、カジノ)4時間24分52秒 2.J-P・ナゾン(フランス、フランセーズ・デジュ)同タイム 3.C・カペル(フランス、ビッグマットオーベール93) 同タイム |
(総合) 1.ステファン・バルト(フランス、カジノ) 2.J-P・ナゾン(フランス、フランセーズ・デジュ)10秒遅れ 3.C・カペル(フランス、ビッグマットオーベール93) 10秒遅れ |
28日の午前に行われた第2ステージは、ゴルド〜シュバルブランの85,5キロ間の山岳コースで、2つ目の上りで、バッスール(フランス・クレディアグリコル)含む7選手が、先頭グループを形成する。後続集団との差を2分に広げるが、オンセ、カジノ、ポルティなどのチームの追い上げで、差が縮められる。最後の上りで、モンクティエ(フランス、コフィディス)が、一人で逃げ、他の選手は、集団に追いつかれしまう。最後の2キロで、モンクティエと集団の差は40秒あったが、集団からレベリン(イタリア、ポルティ)が飛び出し、あっという間にモンクティエとの差を縮めていった。必死に走るモンクティエであったが、ゴール500メートル手前でレベリンに追いつかれてしまい、レベリンの勢いは衰えることなく、そのままゴールした。
(第2ステージ) | |
(結果) 1.ダビデ・レベリン(イタリア、ポルティ) 2時間16分20秒 2.D・モンクティエ(フランス、コフィディス) 8秒遅れ 3.S・ウロー(フランス、ラフランセーズ・デジュ) 23秒遅れ |
(総合) 1.ダビデ・レベリン(イタリア、ポルティ) 2.D・モンクティエ(フランス、コフィディス) 8秒遅れ 3.S・ウロー(フランス、ラフランセーズ・デジュ) 23秒遅れ |
28日の午後からの第3最終ステージは、10.5キロの個人タイムトライアルで、タイムトライアルスペシャリストのボードマン(イギリス・クレディアグリコル)が優勝した。
「コースは、平地で僕向きだった。でも、飛行機でタイムトライアル用の自転車が壊れて、チームメイトのもので走らなければならなかったので、ちょっと心配だった。結局、この自転車は、とても快適だったよ。」とボードマンは語っていた。
結局、最終ステージのタイムトライアルで、いい成績を出したイェンス・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル)が、総合優勝を手にした。
(第3ステージ) | |
(結果) 1.クリストフ・ボードマン(イギリス、クレディアグリコル) 12分39秒 2.J・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル) 3秒遅れ 3.D・ミラー(ドイツ、コフィディス) 3秒遅れ |
(総合) 1.イェンス・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル) 6時間54分37秒 2.D・ミラー(ドイツ、コフィディス) 同タイム 3.テテリウク(カザフスタン、リキガス) 6秒遅れ |
【ラフランセーズ・デジュが変わった!】
このたび、ラフランセーズ・デジュのジャージが、新しくなって登場した。ラフランセーズ・デジュとは、フランスの宝くじ会社の名前。最近、この会社のマークが四葉のクローバに変わったため、ジャージも以前の数字をあしらったものに、四葉のクローバーが加わった。このジャージの特徴は、なんと言っても、後ろ。背中に巨大クローバ-が描かれていて、ゴールスプリントの時などの上からの映像に、見事に映えるようになっている。
【バンデンブルックが変わった!】
28日、テレビのチャンネルをふとベルギーの番組に変えたら、フレッシュ・ブラバンソンヌと言うレースの中継がされていた。そこで、バンデンブルック(ベルギー、コフィディス)のインタビューがあり、あまりの変わりように一瞬自分の目を疑ってしまった。な・なんと、バンデンブルックの髪の色が、赤色に!!それも、オレンジがかった赤。さらに、ヒゲまでその色に染めていて、*パンターニもびっくり!何が、彼に起こったのか分からないが、そこまでしなくても・・・と思ったのは、私だけだろうか?ついでに、チームメイトで、アシスト役のゴーモン(フランス)も、髪を銀髪に染めていた。
*昨年のツール最終日、パンターニのマイヨジョーヌが決定したメルカトーネチームは、全員髪の毛を黄色に染め、スキンヘッドのパンターニは、ヒゲを黄色に染めて登場した。
Top | CHIHO's | HISAKI's | Profile | Mail