MERCREDI 31 MARS 1999     

【クリテリウム・アンターナショナル】

 3月27、28日に渡ってフランスで行われたクリテリウム・アンターナショナルは、昨年のツール・ド・フランスの時に、フランス政府のドーピング制度に反対し、レースをボイコットしていたオンセチームが初めてフランスで参加するレースとなった。オンセチームのエースとして、バネストから移籍してきたオラーノが出場した。

 27日の第1ステージは、マザン〜ボーム・ドゥ・ブニズの178キロ間で行われ、ゴールスプリントとなり、いち早くアタックしたステファン・バルト(フランス・カジノ)が、両手を上げてゴールした。しかし、横から来たジャンパトリック・ナゾン(フランス・フランセーズ・デジュ)の最後の追い上げにより、きわどい勝負となり、写真判定に持ちこまれた。その結果、ごく僅差で、バルトの勝利が認められた。レース後バルトは、「ちょっと早く喜びすぎた。」と語った。

(第1ステージ)
(結果)
1
.ステファン・バルト(フランス、カジノ)4時間24分52秒
2.J-P・ナゾン(フランス、
フランセーズ・デジュ)同タイム
3.C・カペル(フランス、
ビッグマットオーベール93) 同タイム
(総合)
1
.ステファン・バルト(フランス、カジノ)
2.J-P・ナゾン(フランス、
フランセーズ・デジュ)10秒遅れ
3.C・カペル(フランス、
ビッグマットオーベール93) 10秒遅れ

 28日の午前に行われた第2ステージは、ゴルド〜シュバルブランの85,5キロ間の山岳コースで、2つ目の上りで、バッスール(フランス・クレディアグリコル)含む7選手が、先頭グループを形成する。後続集団との差を2分に広げるが、オンセ、カジノ、ポルティなどのチームの追い上げで、差が縮められる。最後の上りで、モンクティエ(フランス、コフィディス)が、一人で逃げ、他の選手は、集団に追いつかれしまう。最後の2キロで、モンクティエと集団の差は40秒あったが、集団からレベリン(イタリア、ポルティ)が飛び出し、あっという間にモンクティエとの差を縮めていった。必死に走るモンクティエであったが、ゴール500メートル手前でレベリンに追いつかれてしまい、レベリンの勢いは衰えることなく、そのままゴールした。

(第2ステージ)
(結果)
1.ダビデ・レベリン(イタリア、ポルティ)  2時間16分20秒
2.D・モンクティエ(フランス、コフィディス)    8秒遅れ
3.S・ウロー(フランス、ラフランセーズ・デジュ) 23秒遅れ
(総合)
1
.ダビデ・レベリン(イタリア、ポルティ)  
2.D・モンクティエ(フランス、コフィディス)    8秒遅れ
3.S・ウロー(フランス、ラフランセーズ・デジュ) 23秒遅れ

 28日の午後からの第3最終ステージは、10.5キロの個人タイムトライアルで、タイムトライアルスペシャリストのボードマン(イギリス・クレディアグリコル)が優勝した。
「コースは、平地で僕向きだった。でも、飛行機でタイムトライアル用の自転車が壊れて、チームメイトのもので走らなければならなかったので、ちょっと心配だった。結局、この自転車は、とても快適だったよ。」とボードマンは語っていた。
 結局、最終ステージのタイムトライアルで、いい成績を出したイェンス・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル)が、総合優勝を手にした。

(第3ステージ)
(結果)
1
.クリストフ・ボードマン(イギリス、クレディアグリコル) 12分39秒
2.J・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル)          3秒遅れ
3.D・ミラー(ドイツ、コフィディス)              3秒遅れ  
(総合)
1.イェンス・フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル) 6時間54分37秒
2.D・ミラー(ドイツ、コフィディス)              同タイム  
3.テテリウク(カザフスタン、リキガス)          6秒遅れ

 

【ラフランセーズ・デジュが変わった!】

 このたび、ラフランセーズ・デジュのジャージが、新しくなって登場した。ラフランセーズ・デジュとは、フランスの宝くじ会社の名前。最近、この会社のマークが四葉のクローバに変わったため、ジャージも以前の数字をあしらったものに、四葉のクローバーが加わった。このジャージの特徴は、なんと言っても、後ろ。背中に巨大クローバ-が描かれていて、ゴールスプリントの時などの上からの映像に、見事に映えるようになっている。

【バンデンブルックが変わった!】

 28日、テレビのチャンネルをふとベルギーの番組に変えたら、フレッシュ・ブラバンソンヌと言うレースの中継がされていた。そこで、バンデンブルック(ベルギー、コフィディス)のインタビューがあり、あまりの変わりように一瞬自分の目を疑ってしまった。な・なんと、バンデンブルックの髪の色が、赤色に!!それも、オレンジがかった赤。さらに、ヒゲまでその色に染めていて、*パンターニもびっくり!何が、彼に起こったのか分からないが、そこまでしなくても・・・と思ったのは、私だけだろうか?ついでに、チームメイトで、アシスト役のゴーモン(フランス)も、髪を銀髪に染めていた。

 *昨年のツール最終日、パンターニのマイヨジョーヌが決定したメルカトーネチームは、全員髪の毛を黄色に染め、スキンヘッドのパンターニは、ヒゲを黄色に染めて登場した。

 


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