|
|
第6ステージの勝者、ヤン・キルシプー |
【やっと勝った、キルシプー!】
ダンケルク4日間レースの第6ステージが、8日、15,8キロにわたる峠の周回コースで行われた。今日は、風が強く、前半は、何人かの逃げが決まったが、後半には吸収され、その後も何度かアタックが繰り広げられたが、成功しなかった。ゴール手前5キロで、タフィ(イタリア、マペイ)が集団から飛び出し、差を広げた。その後、集団からキルシプー(エストニア、カジノ)が逃げ、タフィに追い付く。ゴール2キロ手前で、集団との差は14秒になり、キルシプーが後ろを振り返り、集団を気にしながら、終始先頭を走る。最後の500mで、キルシプーが加速、見る見るうちにタフィとの差は開き、キルシプーはガッツポーズでゴールした。キルシプーは、第1ステージ、第4ステージのゴールスプリント勝利を僅差で逃していたので、やっと待ちに待った勝利を手に入れた。
「敵をコントロールするのが今日の僕の役目だったけど、最周回にアタックしたチームメイトのヴィノクロフが吸収されてしまったので、タフィがアタックした時、ついて行こうと思った。総合タイムに僕は関係ないから、僕のアタックに集団はついてこなかったんだ。ゴールスプリントになると、タフィに勝ち目がないから、タフィは走るのに協力してくれなかったけど、僕は勝てたよ。最後は本当に辛かった。タフィと走りすぎると力尽きてしまうから、後ろの集団との差を見ながら、追い付かれないように力をためてたんだ。」と、喜びいっぱいでキルシプーは語った。
第6ステージの結果 (コミン〜ウェストゥトル間 181,6キロ) |
総合結果 |
1.ヤン・キルシプー (エストニア、カジノ) 4時間35分5秒 | 1.M・サンストッド(デンマーク、ホームJ&J) 18時間52分30秒 |
2.A・タフィ(イタリア、マペイ) 3秒遅れ | 2.E・カッサーニ(イタリア、ポルティ) 9秒遅れ |
3.A・ゴンチェンコフ(ロシア、バラン) 4秒遅れ | 3.C・ファンデベルデ(アメリカ、USポスタル) 16秒遅れ |
4.E・カッサーニ(イタリア、ポルティ) 4秒遅れ | 4.L・ルフェーブル(フランス、フェスティナ) 21秒遅れ |
5.F・サッキ(イタリア、ポルティ) 4秒遅れ | 5.A・ヴィノクロフ(カザフスタン、カジノ) 39秒遅れ |
おまけ;初日にタフィと話た時、「このレースは難しいからねー。」なんて言っていたし、マペイのメンバーがメンバーなので、てっきり今回は練習程度に来てて、勝つ気はあんまりないんだなと思っていたのに、最後でアタックするとはちょっと驚いた。それだけ、調子がいいと言う事なんだろうか?
Top | CHIHO's | HISAKI's | Profile | Mail