SAMEDI 27 MAI 2000 

 

【EPOがついに明らかになる?】

 98年のツールで、世間を騒がせたフェスティナのドーピング事件で、話題になったドーピング薬物のEPO。従来のドーピング検査では、元から体内に存在しているものか、注入されたもの(つまりドーピング)かの判断ができなかった。だから、ヨーロッパ自転車界では、何とかしてこの不正をなくそうと、血液検査でヘマトクリット値の異常な上昇をチェックすると言う方法を取ってきた。

 そんな厄介なEPOがついに、検査で見つかると言う事が明らかになった。お金と時間をかけてでも、ドーピングの不正をなくそうと言うフランス政府の方針は、ついにEPOを見分けるにまで至ったのだ。それも、採血ではなく、尿検査で分かるらしい。7月1日から始まるツール・ド・フランスで、さっそくこの検査が実施される。これによって、今後は2週間のお休み(*)ではなく、厳しい処分が下される事になるだろう。

 今後は、どのスポーツでこの検査が積極的に実施されるのだろうか?
とりあえず、シドニーオリンピックでは行われると言う事だが…

 *ヘマトクリット値が50%を超えると取られる処置


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