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【ジロ第13ステージ、ビランク復活】
27日、ジロの第13ステージは4つの山が連なるコース。
上りで5人の先頭グループ;ゴンザレス(コロンビア、ケルメ)、ブランコ(スペイン、ビタリッチオ)、ミッサーリャ(イタリア、ランプレ)、マソン(イタリア、リキガス)、セッチアーリ(イタリア、サエコ)が形成される。このグループに下りでビランク(フランス、ポルティ)が追い付く。加速した集団は、この下りで落車が起こり、総合3位のフーリゴが巻きこまれ、棄権した。4つある山の最後の上りで、ビランクが加速。これに、ブランコ、ゴンザレスがついて行く。エラス(スペイン、ケルメ)がこの先頭グループに追い付くが、下りで落車。同じチームのゴンザレスは、エラスに自転車を渡す為に、止まらずをえなかった。
ビランクとブランコの2人になった先頭は、ゴール目指して走る。最後ゴール前で、ビランクが加速し、ブランコを離してゴールした。
「僕にとっては、この勝利はとても大切だった。逃げに追い付くのに、力を使い果たしていたので、最後は、本当に辛かった。ジロの始めは、体力的にも精神的にも参ってたんだ。僕を信頼して、ポルティの社長はレースに参加させてくれたけど、僕の心は空っぽだった。でも、今日、喜びを取り戻したよ。」と、辛い時期を送ったビランクは、勝利の喜びに浸っていた。
昨年のツール以降、ドーピング問題がささやかれ、一時は引退表明をしたビランクだが、昨年6月のクリテリウム・デュ・ドーフィネ・リベレから、11ヶ月ぶりの勝利を果たした。
総合トップのジャラベール(フランス、オンセ)は、「今日は複雑なコースで、下りでの被害が多かったから、何事も無くて良かったよ。パンターニとの差が少ないので、メルカトーネ・ウノが、動き出すだろう。でも、タイムトライアルで取り返せるぐらいのタイム差にとどめたい。後半戦は僕にとって不利だけど、気力を持ちつづけるよ。」と後半戦に向けて語った。
ジロ第13ステージ Sassuolo〜Rapallo 243キロ | 総合成績 |
1.リシャール・ビランク(フランス、ポルティ) 6時間55分34秒 | 1.ローラン・ジャラベール(フランス、オンセ) 57時間50分4秒 |
2.S・ジルブランコ(スペイン、ビタリッチオ) 同タイム | 2.M・パンターニ(イタリア、メルカトーネ・ウノ) 4秒遅れ |
3.D・レベリン(イタリア、ポルティ) 21秒遅れ | 3.S・ホンチャー(ウクライナ、ヴィーニカルディローラ) 1分13秒遅れ |
4.R・ズガンベルッリ(イタリア、カンティナトロ) 22秒遅れ | 4.I・ゴッティ(イタリア、ポルティ) 1分17秒遅れ |
5.A・テテリオク(カザフスタン、リキガス) 34秒遅れ | 5.O・カメンツィン(スイス、ランプレ) 1分28秒遅れ |
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