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【ジロ波瀾のまま幕を閉じる】
パンターニの除外が発表された5日の第21ステージは、それまで2位のサボルデッリにトップのマリアローザを着る権利が与えられたが、サボルデッリは拒否をして、スタート。この日は最後の山岳コースで、ステージ勝利は、ロベルト・エラス(スペイン、ケルメ)が取り、総合は、トップのサボルデッリから34秒遅れだったイバン・ゴッティ(イタリア、ポルティ)が、エラスと同タイムの3位でゴール。サボルデッリを総合で3分35秒離し、トップに躍り出た。
6日の第22最終ステージは、スプリントでグイディ(イタリア、ポルティ)がステージ優勝を手に入れ、マリアローザを着たゴッティーが、97年以来2度目のジロ優勝を果たした。
「去年は、スランプに陥ってたんだ。チームが変わった事で、ゼロからやり直せた。97年のジロ初勝利の時は、僕がレースをリードしていたけど、今回はぎりぎりでマリアローザを手に入れた。パンターニが、一番強かったから、先週の日曜日に、もう2位争いしかないと分かったんだ。今日は、やじを飛ばされたり、ある人達からには泥棒呼ばわりされたりして辛かったけど、パンターニを家に送ったのは、僕じゃない。」と優勝したゴッティは語った。
総合1.2.3位をイタリア人で独占し、幕を閉じた今年のジロだが、パンターニの2連続総合優勝を確信していただけに、イタリア人達にとっては複雑な思いである。
第22ステージ結果 | 総合結果 |
1.ファブリッツィオ・グイディ(イタリア、ポルティ) 4時間29分43秒 | 1.イバン・ゴッティ(イタリア、ポルティ) 99時間55分56秒 |
2.D・ピエリ(イタリア、ナビガーレ) 同タイム | 2.P・サボルデッリ(イタリア、サエコ) 3分35秒遅れ |
3.M・Strazzer(イタリア、モビルベッタ) 同タイム | 3.G・シモニ(イタリア、バラン) 3分36秒遅れ |
4.S・Smetanine(ロシア、ビタリッシオ) 同タイム | 4.L・ジャラベール(フランス、オンセ) 5分16秒遅れ |
5.S・Schiavina(イタリア、リーゾスコッティ) 同タイム | 5.R・エラス(スペイン、ケルメ) 7分47秒遅れ |
その他の選手の総合成績 |
11.O・カメンツィン(スイス、ランプレ) 17分39秒遅れ |
14.R・ビランク(フランス、ポルティ) 24分15秒遅れ |
33.J・ヒメネス(スペイン、バネスト) 1時間19分34秒遅れ |
総合優勝;イバン・ゴッティ |
ポイント賞;ローラン・ジャラベール |
山岳賞;ホセハイメ・ゴンザレス |
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