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【あぁ〜、ヴィランク】
クレルモンフェランの近くシャラードで、フランス人ナンバー1を決めるフランス選手権が行われた。15.6キロを13周まわる計202.8キロ、グランパー向きの下りも気を抜けない困難なコースで、雨がふった為さらに、難度が上がった。
93人出走したが、前半から、脱落者が続出し、コフィディスの選手(リネロ、デビアンなど)はゴールをする前に全員が姿を消してしまった。
最後の2周、先頭の2人エルベ(フェスティナ)とシモン(クレディアグリコル)を、ヴィランク(ポルティ)、ロバン(FDJ)、ウロー(FDJ)、デルリウ(カジノ)、バッスー(クレディアグリコル)が追いかける。ウローが脱落し、デルリウがアタックするが、後続グループは加速して、1分ほどあった先頭2人との差を30秒に縮めた。しかし、追撃もそこまで。ふたたび先頭との差が46秒まで開いてしまった。
最後の1周で、どうしても追い付きたい後続グループは、ロバンがアタックを試みるが、先頭2人の勢いは衰えず、1.5キロほど手前で、シモンがアタック。もはやエルベに、ついて行く力はなく、見る見るうちに離され、シモンが両手を上げ、大喜びでゴールした。
そして、後続の3位争いは、ヴィランクがいち早くゴール前の直線に姿を現し、3位を確信したかのように、観客の歓声に喜びながらゴールを目指した。しかし…。後ろから、狂ったようにゴールライン目指して、バッスーが迫る。これに、全く気付かなかったヴィランクは、ゴールラインを前に、バッスーに抜かれてしまい、3位の座を逃してしまった。3位だと思っていたヴィランクは、最後でバッスーに抜かれて、さすがにムッとしていた。レース後、バッスー曰く、「ゴールラインを越えなきゃ、勝負は決まったわけじゃないからね。」とあっさり。これで、ヴィランクも最後まで気を抜いちゃいけないと言う事を、学んだかな?それにしても、かなり活躍していたヴィランクだけに、残念だ。
1位と3位をクレディアグリコルが占めて、監督のルジェ・レジェもお喜び。
優勝したシモンは、30歳のベテラン選手。嬉し涙を流しなから、この大きな勝利を喜んでいた。
その他の国の結果 | |
ドイツ | ウド・ベルツ(ドイツテレコム) |
イタリア | サルバトーレ・コメッソ(サエコ) |
オランダ | マールテン・デンバッケル(ラボバンク) |
ベルギー | ルド・ディエクセンス(ランプレ) |
スペイン | アンヘルルイス・カセロ(ヴィタリッシオ) |
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