MARDI 29 AOUT 2000 

 

【ヴェルタ・ア・エスパーニャ 第4ステージ】

 第4ステージは、バルデペニャス〜アルバチェテの159キロ間で行われた。今日もコースは平坦で、集団ゴールスプリントになるかと思われていたが、最後の50キロから強風が吹き、オンセチームが加速したため、集団が分散してしまいヴィランク(フランス、ポルティ)、デュフォー(スイス、サエコ)、エラス(スペイン、ケルメ)などのエースが、遅れてしまった。
 最後は40人たらずの集団でゴールスプリントとなり、フレイレ(スペイン、マペイ)が第2ステージに引き続き、2度目の勝利を手に入れた。

 「こういうステージでは、何かが起こる可能性が高いので、僕は前にいたよ。」と、今日も総合トップを維持したツェーレ(スイス、バネスト)は語った。ヴィランク、デュフォー、エラス、カメンツィン(スイス、ランプレ)などのエースは、フレイレから1分21秒遅れでゴールした。

  第4ステージ成績  
1. O.フレイレ(スペイン、マペイ) 3時間33分56秒
2. G.ロンバルディ(イタリア、ドイツテレコム)       同タイム
3. C.モレニ(イタリア、リキガス) 同タイム
4. E.レオニ(イタリア、アレッシオ) 同タイム
5. J.スボラダ(チェコ、ランプレ) 同タイム
  総合成績  
1. A.ツェーレ(スイス、バネスト)      9時間26分58秒
2. A.オラーノ(スペイン、オンセ) 2秒遅れ
3. I.クエスタ(スペイン、オンセ) 21秒遅れ
4. I.ゴンザレスガルデアノ(スペイン、ヴィタリッシオ)  28秒遅れ
5. A.テテリオク(カザフスタン、リキガス) 30秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
 今日のレースは面白そうな展開でした。こういう日のレースは、やっぱりテレビで見たかったなぁ。
昨日優勝したコエルツは落車したため、今日のステージ最下位、18分23秒遅れの179位になってしまいました。ウルリッヒは、手堅く43秒遅れの総合9位です。トンコフ、ベッリなども上位にいるので、明日から楽しみです。

【心配なウストの目】
 8月11日にフランスで行われたクリテリウムレースで転倒し、右顔、特に右目に重傷を負ったウスト(ドイツ、フェスティナ)が、このたび集中治療室から出ることが出来た。ドイツの専門医師によって頭蓋骨、鼻、目のくぼみの骨などの手術を受け、失明の危機にあった右目の手術も成功したと報道されていたが、術後の目の症状はあまりよくなく、まだ視力が戻るかどうか分からない状況のようだ。12月まで待たないといけないらしい。

 


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