MERCREDI 27 SEPTEMBRE 2000 

 

 

【オリンピック男子ロード実況】

38カ国156選手が出場するオリンピックの男子ロードは、17,1キロのコースを14周する計239、4キロ。7.1%の上りがあるだけで、そんなに難しくないコースだ。日本からは、阿部良之選手が出場している。

路面は濡れているが、スタート時は雨は降っていないようだ。青空がのぞいているので、天気はこれから良くなるもよう。いつものチームジャージとは違い各国のジャージなので、パッと見て分かりにくい。アームストロングが映っているが、グレーと赤のUSAジャージを着たアームストロングは、あまりカッコ良くないな。ゼッケン79をつけたの阿部選手が映った!(フランス時間 1時13分現在)
テニスやボクシングがあるらしく、自転車の中継が中断しています。まあ、ゴールスプリントになりそうなコースだし、仕方がないですね。次の中継で阿部選手の姿があるといいな。

ミカエルセン(デンマーク)が落車でリタイア。今日も落車が多発しているようだ。現在3周目、集団は伸びている。赤いメットとシューズで身を固めたヴィランクが集団の先頭でスピードを上げている。カスプティス(リトアニア)はパンク。(2時10分現在)
さっきまでテレビでは陸上をしてました。日本人も走ってますねぇ。昨日みたいに雨だったら、他の中継はなかったのにな。自転車は3分足らずの中継で、また陸上です。フランス勢が動けば、自転車に切り替わるのに…。

ザベルがパンクしたが集団に戻った。先頭は、O.ロドリゲス(ポルトガル)とワケー(カザフスタン)、ワデキ(ポーランド)、ルペイキス(リトアニア)の4選手で、集団との差は1分43秒。現在は路面もすっかり乾き、晴れている。集団でアタックがかかり、スピードが上がったので先頭との差は43秒になった。吸収されるのも時間の問題だ。(3時47分現在)あ〜、テニスに替わってしまった。フランス人VSスイス人です。銅メダル争いのようです。これだと自転車レースどころじゃないな。フランス人ちょっと勝ってます。

残り80キロ。気温は28℃らしい。ハイスピードでレースは進んでいる。フォイト(ドイツ)、ウォータース(ベルギー)、ファンへースウエイクの3選手が先頭で集団とは1分6秒差。集団から、サンステッド(デンマーク)、ピアテック(ポーランド)、ヴィノクロフ(カザフスタン)、ジャネッティ(スイス)、ヴィランク(フランス)、ワデキ(ポーランド)などが逃げた。ヴィランクのグループは先頭3選手から15秒遅れ、集団は33秒遅れで11周目に入った。(5時5分現在)
テニスはフランスが銅メダルを取りました。

ジャラベール(フランス)、オグレディ(オーストラリア)、クローデン(ドイツ)、マタン(ベルギー)、トンコフ(ロシア)、ロドリゲス(アメリカ)、ベッティーニ(イタリア)、オラーノ(スペイン)など16選手が先頭。しかし、集団との差はなかなか開かず。やはり、逃げが決まりにくい。先頭グループと集団は17秒差。集団からバルトリ(イタリア)やウルリッヒ(ドイツ)が先頭に追いついた。25秒差にひらいた。(5時42分現在)
レースは先頭グループが有力選手に絞られいいところなのに、ボクシングになってしまいました。

あと30キロ。ドイツ2人(クローデン、ウルリッヒ)、フランス2人(ジャラベール、ブロッシャール)、イタリア2人(ベッティーニ、バルトリ)、ロシア2人(コニチェフ、トンコフ)、ヒンカピ(アメリカ)、オグレディ(オーストラリア)など21選手が先頭。ウルリッヒがアタックした!これに、クローデン(ドイツ)とヴィノクロフ(カザフスタン)が追いついた。これはドイツが有利だ!それに、3選手ともドイツテレコム。これは、これはどうなるか?うしろでは、バルトリとベッティーニがアタックした。(6時01分現在)

先頭3選手から18秒遅れでバルトリとベッティーニ。32秒遅れでジャラベールのグループが追いかける。先頭とバルトリとベッティーニの差が25秒にひらいた。補給地点で、ウルリッヒはドリンクを受け取った。残り17.1キロ。先頭3選手から、41秒遅れでバルトリとベッティーニ、46秒遅れでジャラベール、ヒンカピ、メルクスなど、1分15秒遅れでヴィランク、1分25秒遅れで集団が最後の1周に入った。ヴィノクロフもちゃんと先頭を引いている。ウルリッヒも快調。徐々に差が開いているようだ。この3人で決まるか?(6時15分現在)

バルトリ、ジャラベールなど8選手がウルリッヒを追いかける。しかし、うしろから集団が近づいている。それを知ったジャラベールは一人で加速した。ウルリッヒ、クローデン、ヴィノクロフは、おそろいのメットと自転車で走る。ウルリッヒの自転車にボトルはないが、クローデンの自転車に2つボトルがある。ウルリッヒとヴィノクロフは、全く顔色変わらず。クローデンは前をはだけて苦しそうだ。残り5キロ。後方とは1分40秒差。(6時26分現在)

ゴール3キロ手前で、ウルリッヒがアタック!クローデンがヴィノクロフをマーク。ヴィノクロフと7秒差がついた。ヴィノクロフはしきりに後方を気にしている。ウルリッヒは後ろを振り返り、早くから両手を上げて、余裕でゴールに向かう。止まりそうな速さで十字を切ってゴールした。2位にはヴィノクロフがガッツポーズをしながら入った。3位のクローデンも喜びゴール。4位にバルトリ、5位にジャラベールが入った。(6時34分現在)

1. ウルリッヒ(ドイツ) 5時間29分08
2. ヴィノクロフ(カザフスタン) 9秒遅れ
3. クローデン(ドイツ) 12秒遅れ
4. バルトリ(イタリア) 1分26秒遅れ
5. ジャラベール(フランス) 1分26秒遅れ
6. ホイ(デンマーク) 1分26秒遅れ
7. ワデキ(ポーランド) 1分26秒遅れ
8. ヒンカピ(アメリカ) 1分26秒遅れ
9. ベッティーニ(イタリア) 1分26秒遅れ
10. コニチェフ(ロシア) 1分26秒遅れ

【千穂のちょっとした話】
オリンピックのために髪も短く切ってイメージチェンジしたウルリッヒが、念願の金メダルを取りました。東ドイツで育ったウルリッヒにとっては、金メダルが小さい時からの夢。フランスでもウルリッヒの勝利に絶賛してます。ドイツ国民の喜びはすごいでしょうね。
ゴールスプリントになるであろうとレース前の予想で優勝候補にあげられていたザベルは、ウルリッヒから遅れること1分38秒の集団でゴールスプリントをとりました。ザベルらしい。1分26秒遅れで13位にアームストロングが入っています。ウルリッヒは金メダルを取ったことだし、30日のタイムトライアルはアームストロングで決まりかな?


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail