LUNDI 23 OCTOBRE 2000 

 

 

【ヴィランク裁判始まる】

 23日からリールでヴィランクの裁判が始まった。98年フェスティナのドーピング事件についての裁判が、2年経った今もなお続いている。フォイクトが 当時フェスティナの監督だったブリューノ・ルセル、この事件の張本人ソワニエのフォイクトなどが裁判所に顔をそろえた。98年のツール・ド・フランスに参加したフェスティナのメンバーのほとんどはドーピングについて認めたが、ヴィランクとエルベだけが無実を主張したため、フォイクトに訴えられて、今回の裁判に至っている。今日は、「医者を信頼していた。注射を打ったのは認めるが、ビタミンだと思っていた。」とヴィランクは無実を主張。明日は、当時チームメンバーでドーピングには一切関与していなかったクリストフ・バッソンが証人として出廷する。

 ヴィランクは、事件後移籍したポルティーから来シーズンは見放され、交渉中だったアレクシアとの契約も破綻してしまい現在来シーズンのチームが決まっていない。ヴィランクにとっては厳しい冬がまた訪れる。

【ちょっとした千穂の話】
 今晩フランス2(フランス国営放送)のトップニュースがヴィランクの裁判でした。それほど、この事件はまだフランスでは重大な話題です。私自身も驚きました。3週間、ヴィランクは無実を訴えつづけるのでしょうか?今後の経過が気になるところです。


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