JEUDI 23 NOVEMBRE 2000 

 

 

【USポスタルドーピング疑惑の予審始まる】

USポスタルが疑われているドーピング行為に関して、22日の夜「ドーピング薬物使用防止対策に関する法律違反、ドーピング薬物の誘発、有害な物質についての法律違反」という理由で、裁判のための取調べが行われる事になり、予審判事としてソフィーエレーヌ・シャトーと言う女性が選ばれた。

この疑惑は、今年の7月18日ツール・ド・フランスで、テレビの報道者たちがUSポスタル専用の駐車場に止めていた車にビニール袋が積まれているのを発見し追跡したところ、人気のない所で捨てられた袋を開けるとドーピング薬物が出てきたというもの。約1ヶ月前にパリの判事に匿名の手紙が送られ、この事実が明らかになった。

【USポスタルのヨアキム、“白”の判定】

USポスタルに所属しているルクセンブルグ人のブノワ・ヨワキムがドーピング検査に引っかかっていたが、このたびルクセンブルグ自転車連盟から、お咎めなしの処分が下りた。

6月25日に行われたルクセンブルグ選手権で行われたドーピング検査で、ヨアキムは禁止薬物のナンドロロンで陽性になったが、ルクセンブルグ自転車連盟は、技術の不整、特に最初のコントロールと尿分析を行った期間がかなり開いたため、この結果は認められないとし、ヨアキムに対する処分は行われない事になった。

ヨアキムは99年にプロ入りし、USポスタルは2年目。今年のツールでは92位に入っている。

【千穂のちょっとした話】
いよいよ、USポスタルドーピング疑惑の取調べが行われるようです。ツール・ド・フランスが通過したあと、近辺の街では注射器などの廃棄物が見つかっているとルモンド紙にも載っていました。これから、フェスティナ事件の時同様、詳しく取り調べられる事になるでしょう。またまた自転車のイメージが落ちてしまうのかと思うと残念ですが、事態はひどいようなので早く改善されることになればいいと思います。

 


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail

Copyright © 2000 Chiho IWASA