VENDREDI 24 NOVEMBRE 2000 

 

 

【マニュアン、またまた罰?】

今年のツール・ド・フランス期間中に行われたドーピング検査の結果、ドーピング薬物を使用していたことが判明し、8月24日から3ヶ月は執行猶予付き6ヵ月のレース出場停止処分が言い渡されていたエマニュエル・マニュアンが、今月行われた3つのシクロクロスレースに出場していたため、またまたUCIから警告を受けている。

8月24日から実質3ヶ月の出場停止処分を受けたマニュアンだったが、ロードレースのオフシーズン期間(11月、12月、1月)はこの処分は認められないと言う規則のため、2001年の2月24日まで出場停止という事になっていた。しかし、UCIは「シクロクロス(11月からシーズンが始まる)にも出場してはいけない」と言うことで、マニュアンに対してフランス自転車競技連盟が処分を行うようにと要求した。

この場合、UCIの規則によれば、マニュアンに3ヶ月は執行猶予付き6ヵ月のレース出場停止処分と罰金が課せられる可能性がある。

マニュアンは「全く分からない。スポーツ調停裁判では、ロードレースのプログラムを参照にして判定された。だから、シクロクロスは関係ない。僕が出場したレースはFFCの管轄で、UCIの審判員達だった。どうしてこんな事になったのか分からない」といい、日曜日のシクロクロスレースにも出場する構えでいる。

レース前に花粉症治療で投与した薬が、処方箋ありでもドーピング薬物となる薬であったため、陽性判定を受けたマニュアンは、オリンピック出場候補に選ばれていながらも参加できなかった。そのあげくに、この問題。マニュアンにとって2000年は厄年だ。

【千穂のちょっとした話】
この記事を読んで笑ってしまいました。ロードレースとシクロクロス、UCIポイントも違うからマニュアンの言い分はごもっともです。UCIの理論だと、ロードとシクロクロスをしている選手はどうなるのでしょうか?シクロクロスをするなと言う事になると、出場停止処分期間はオフシーズンも認められるということでしょうか?そうしたら、ヴィランクもこの冬からシクロクロス選手にならなきゃな。

ちなみに、出場停止処分は8月24日からになっていますが、私は9月17日に行われたレースでマニュアンが走っているのを見ました。写真まであるけど…。あれは執行猶予期間だったのか???

 


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