VENDREDI 29 DECEMBRE 2000 

 

 

【ヴィランク来季は絶望】

98年フェスティナのチームがらみのドーピングが発覚して以来、2年間に渡って無実を言いつづけたリシャール・ヴィランク(フランス)が、今年10月24日、フェスティナ裁判の2日目に全てを告白した。
そして、今月22日にリールの裁判所から最終判決が言い渡され、ヴィランクに罪はないと法的に裁かれた。

しかし、本日29、ヴィランクの住居のあるスイス自転車連盟から言い渡された処分は、9ヶ月のレース出場停止と4000スイスフランの罰金だった。処分は2月1日より執行されるため、ヴィランクがレースに出場できるようになるのは、10月31日以降となる。ヴィランクにとっては、2001年のツール・ド・フランス出場ができないだけでなく、来シーズンを棒に振ることとなる厳しい処分となった。ちなみに、98年のフェスティナ事件当時にドーピングを認めた選手たちは、7ヶ月の出場停止処分で、その時はオフシーズンも処分期間に入っていたため、翌年のツール・ド・フランスにも出場している。

ヴィランクはこの結果にショックを受けているようだが、まだプロとして続ける気でいるようなので、来年はレースで彼の走る姿は見られないけれども、2002年に復活することを期待して待つしかないだろう。

 


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