MERCREDI 10 AVRIL 2002 

 

【ゲント〜ヴェヴェルゲン】

10日、ベルギーでゲント〜ヴェヴェルゲンが行われた。この時期のベルギーにしては、ここ数週間天気が良く、本日も晴天。ただ、フランドル地方の風は強く、レースは風との戦いとなった。レース中盤で去年の覇者ヒンカピ(アメリカ、USポスタル)、ザベル(ドイツ、ドイツテレコム)、ミュセーウ(ベルギー、ドモ)、チッポリーニ(イタリア、アクア・エ・サポーネ)などの有力選手を含む20人ほどの先頭グループが形成。ゴール35キロ手前、石畳のケメルベルグの上りでパンコレ(フランス、ラ・フランセーズデジュ)がアタックし、ロドリゲス(アメリカ、ドモ)、バンデイック(ベルギー、パルマンス)が続き、先頭は3選手となる。その後ほどなくして、パンコレと入れ替えにヒンカピとバスティア(スロバキア、アレッシオ)が先頭に追いつき、先頭は4選手となった。追走グループはあまり動きがなく、チームメイトなしの単独チッポリーニは、ゴール手前30キロでアタック。なぜがこのアタックを阻止する選手はいず、アタックは簡単に成功し、先頭4選手に追いつく。チッポリーニが入ったことにより、先頭グループの逃げは完全に決まってしまった。このメンバーでゴールスプリントとなれば、勝つのは彼しかいない。

チッポリーニはアメリカ勢をものともせず、ミラノサンレモに続いて、今年4度目の勝利を手にした。ツール・デ・フランドルでも、9位に入ったチッポリーニ、W杯ランキングもトップで絶好調。しかし、今週の日曜日に行われるW杯第3戦のパリ〜ルーベにはチームが選出されず、残念ながらチッポリーニは出場しない。ツール・ド・フランスにもチームは選ばれておらず、今年も出場は未定。次の目標は、ジロとのことなので、パフォーマンスが楽しみだ。

結果 207km
1.チッポリーニ(イタリア、アクア・エ・サポーネ)4時間4214
2.ロドリゲス(アメリカ、ドモ) 同タイム
3.ヒンカピ(アメリカ、USポスタル) 同タイム


クリックすると大きくなるよ 
 (普通のジャージ)

 

 

アームストロング(左)とチッポリーニ
白黒のゼブラ柄ジャージではなく、上下W杯カラーのジャージで登場!
パフォーマーのチッポリーニは、観客をあっと言わせた。
ツール・デ・フランドルにて 

【千穂のちょっとした話】
今週末はいよいよパリ〜ルーベです。今年のレースは、天気が良さそうなので、泥じゃなくて、砂ぼこりとの戦いになりそうです。クラシックでの勝利の手助けをしたいとアームストロングがフランドルやこのレースでヒンカピのアシストをしているのですが、まだ勝利なし。パリ〜ルーベでヒンカピ来るか?


過去のLe Journal

Top | HISAKI's | Profile | Mail

Copyright © 2002 Chiho IWASA