SAMEDI 7 AOUT 1999 

 

 

【W杯6戦サンセバスティアン〜サンセバスティアン】

 7日、スペインのバスク地方の町サンセバスチャンでワールドカップ第6戦目の“サンセバスチャン〜サンセバスチャン”(230キロ)が行われ、ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌを手に入れたアームストロングやフランスのスターであるヴィランク、ワールドカップポイント総合トップのバンデンブルックなどが出走した。

 スタートでは晴れていたが曇りになり、選手には比較的走りやすそうな天候。最後のカテゴリー1級のヘスキベル峠の前半で、カサクランデ(イタリア、ヴィニカルディローラ)、エッリ(イタリア、ドイツテレコム)、ピエポリ(イタリア、バネスト)の逃げが決まったが、8キロに及ぶ上りのため、カサグランデが再び加速すると、残る2人はついて行けず、峠の頂上ではカザグランデはエッリに21秒、ピエポリに1分程の差を広げて、独走で残り30キロのゴールを目指した。

 遅れた2人は、有力選手が含まれた20人ほどの後続グループに吸収され、カサグランデへの攻撃が始まるかと期待されたが、後続グループの選手同士の気が合わない。ワールドカップポイント総合を狙うチミル率いるロトチームがグループを先導するが、カサグランデとの差は縮まらなかった。

 カサクランデは一人で最後まで走りきり、昨年に引き続きうれしい2連勝目を手に入れた。
 昨年はドーピングで引っかかり、停止処分を受けていたが、今季は、すでにツール・ド・スイスで総合優勝している。 

 チミルが4位に入り、W杯ポイントの総合トップに立った。

 一方、アームストロングは最後の峠の頂上でリタイア。10日には、ツール・ド・フランスの総合優勝をたたえて、ホワイトハウスに招かれるらしい。

1.フランチェスコ・カサグランデ(イタリア、ヴィニカルディローラ) 5時間15分29秒
2.リック・ブルブッヘ(ベルギー、ロト) 43秒遅れ
3.ジュリアーノ・フィグエラス(イタリア、マペイ) 43秒遅れ
4.アンドレイ・チミル(ベルギー、ロト) 43秒遅れ
5.サルバトーレ・コメッソ(イタリア、サエコ) 43秒遅れ

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