DIMANCHE 15 AOUT 1999 

 

 

【意外な勝利?W杯第7戦ヘウサイクラシック】

 W杯第7戦目のヘウサイクラシックが、15日ドイツのハンブルグで行われた。251キロの今日のレースは、雨が降り路面はかなり濡れていたが、テレビ中継の時は太陽が出て晴れていた。夏だが気温はかなり低そう。上りはあるがどちらかと言えば平地コースなので有力選手はスプリンターだ。
 ツール・ド・フランスで4度目のマイヨヴェールを獲得したザベルは、母国ドイツでのワールドカップ勝利を目指し、ウルリッヒをアシストに挑んだ。

 ゴール手前50キロほどで、シャンドリ(イギリス、ラ・フランセーズ・デジュ)、ベッティーニ(イタリア、マペイ)、デッケー(オランダ、ラボバンク)、ソレンセン(デンマーク、ラボバンク)の先頭グループが形成される。先頭交代は上手く行われていたが、最後尾を走っていたソレンセンが、カーブを曲がる時に濡れた路面で後輪を滑べらせ落車。これを避けようとしたテレビカメラのオートバイも同じく転倒したが、大きな事故にはならなかった。もちろん転倒シーンがバッチリ映っていた。

 これで、遅れたソレンセンは集団に吸収されてしまう。テレコムチームが集団の先頭をひき、3人の逃げグループはその後あえなく吸収される。

 ゴール15キロ手前、勾配16%の上りで集団がばらけ、下りでムセウ(ベルギー、マペイ)、バレリーニ(イタリア、ランプレ)、デッケーなどの8人の逃げグループができる。

 集団はマペイやTVMチームが先頭をひいて追い上げるが、先頭8選手の勢いは止まらず、ゴール手前1キロで、いち早く加速したチェレスティーノ(イタリア、ポルティ)が、ためらう選手たちを突き放し、余裕でゴール。集団はザベルが先頭で12秒遅れでゴールした。

 優勝したセレスティノは、大きなレースではこれが初勝利。昨年は、レジオツールなどで一応3勝している。まだ26歳なので、これからが期待される選手だ。

1.ミルコ・チェレスティーノ(イタリア、ポルティ) 6時間20分39秒
2.シュエダ(ドイツ、Nurnberger) 3秒遅れ
3.Vainsteins(リトアニア、ヴィニカルディローラ)  3秒遅れ
4.ムセウ(ベルギー、マペイ) 3秒遅れ
5.ヒンカピー(アメリカ、USポスタル) 3秒遅れ

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