【7月10日 第7ステージ】

　今日は大変な日でした。スタート地点へ着いたのが、出発の４0分ほど前。スタート前に車を出すことが出来ず、回り道で行こうとしたら、ナビ役の私の失敗で変な方向へ行ってしまい、時間ロス。ずいぶん遠回りをして、レースを追いかけようとしたのですが、他の車と衝突してしまいました。大事には至らなかったのですが、タイヤがバンクしてしまい、結局今日のレースを追いかける事は、出来ませんでした。大きな町まで行って、レンタルカーを交換して、OK。最初から、ついていない車だったので、（助手席のロックをすると、全ドアが閉まると言う変な車で、初日から、かぎを閉じ込めてしまいました。）まあ良かったのかもしれません。こんな訳で、ゴール地点にも行けず、唯一、ツール関係者用のラジオツールと言うレース実況で、少しだけレースの様子が分かったくらいです。

　今日は、スタートしてすぐアタックがかかり、ルブルトン（フランス、ビッグマット）が最初はウローと逃げたのですが、ウローは、カジノの追い上げで、逃げきれないと判断し、諦めました。しかし、ルブルトンは一抹の望みを持って、ゴールを目指しました。そのあと、追い付いてきたデュランと2人で逃げたのですが、ゴール4，5キロ手前で、あえなく集団に吸収。ルブルトンの計200キロ近くの逃げは、ゴール目前で終わってしまいました。

　最後は、ゴールスプリントでチッポリーニが4勝目をマーク。しかし、今日のゴール前、ザベルが危うく転倒しそうになり、両足のペダルが外れ、カエルのような態勢で何とか転倒せずにすみました。テレビで見たら、とても間抜けで笑えるのですが、時速60キロの速度で、あのような格好になりながらも、態勢をたてなおすのは、やはりすごいことだなと思いました。これこそ、大事にいたらなくて良かったです。

Le Tour de France