【ザベル、久々のステージ優勝】

 今日のレースは、今年のツール最長の254,5キロ。最終日の前日にこの距離は、選手たちにとって長すぎるのは言うまでもないが、車で追いかける私たちにとっても、だらけてしまうのでちょっと辛い。レースは予想通り、前半のんびりペースで進んだ。こんなのんびりレースだからか、63キロ地点で落車発生。なんとボーヘルト(オランダ、ラボバンク)がまき込まれ、パリのゴールを目前にリタイアしてしまった。全くついてないボーヘルト。84キロ地点で、16選手が逃げたが、97キロ地点で吸収。136キロ地点でシモンがアタックし、イノー(フランス、クレディアグリコル)、ヴァインシュタイン(ラトビア、ヴィニカルディローラ)、ジアドスキー(ポーランド、ラ・フランセーズデジュ)の3選手が追いつく。しかし、この逃げもゴール手前で集団に捕まり、ゴールスプリントへ。マイヨヴェールを着たザベルが、3年ぶりのステージ優勝を果たした。

  第20テージ                        ベルフォー〜トロワ 254,5km 
1. ザベル(ドイツ、ドイツテレコム)      6時間14分13秒
2. マキュアン(オーストラリア、ファームフリット)     同タイム
3. ブレイレーフェンス(オランダ、ポルティ) 同タイム
4. ヴァインシュタイン(ラトビア、ヴィニカルディローラ)  同タイム
5. ファンへースウエイク(オランダ、マペイ) 同タイム
  総合成績  
1. アームストロング(アメリカ、USポスタル)        83時間06分19秒
2. ウルリッヒ(ドイツ、ドイツテレコム)      6分02秒遅れ
3. ベロキ(スペイン、フェスティナ)           10分04秒遅れ
4. モロー(フランス、フェスティナ) 10分34秒遅れ
5. エラス(スペイン、ケルメ) 11分50秒遅れ
     
  今日の成績   総合成績  
ヴィランク(フランス、ポルティ)     18位 トップと同タイム  6位 13分26秒遅れ

  

【CHIHOのちょっとした話】

 ザベルがついに優勝しました。だって、他にスプリンターいないもん。ステルスも、ウストも、オグレディもみんなリタイアしてますからね。マイヨヴェールは5年連続なのに、ステージ優勝は3年ぶり。どういうこっちゃ?(答えを知りたい人は、「ツール・ド・フランス速報」買ってね。いつ発売だっけ?)

 今日は、余裕でゴールに行けると思っていたのに、高速道路からコースに抜けようとしたら、閉鎖された料金所を通過することができず、ゴールに行きそびれてしまいました。
 だから、プレスセンターには行かずに、ケルメのホテルへ直行。なんと、明日の最終日に行われる自転車でのパリ一周パレード「ラリベ・デュ・ツール」に、私は参加するため、ヘルメットとレーサーパンツを貸してもらいに行ったのでした。午後9時までに、「ラリベ」の受け付けを済ませないといけないので、そのあとすぐパリへ。ぎりぎりで間に合い、マイヨヴェールを頂きました。そのあと、ホテル探しをして夜の11時半くらいに、フランス唯一のスポーツ紙「レキップ」へ。ここで、知人の知人の自転車(知人の知人はみな友達だぁ)を借り、明日に備えてグ〜ピ〜(いびきかいて寝ました)。おなかもグリュグリュ〜(今晩は夕食を取る暇がなく、1つのカップラーメンを3人で分けて食べました。日本はいいよなぁ〜、いつでもどこでも食事にありつけるから…)。

 

 


Le Tour de France 2000のトップに戻る

Top | CHIHO's | HISAKI's | Profile | Mail