【デッケー今度こそ】

 スタートしてすぐが上り坂になっていて、スタートして1キロ地点で早くもデッケー(オランダ、ラボバンク)がアタックをかける。これに、17選手がついていくが、11キロ地点のカテゴリー3級の山岳ポイントで、集団に吸収される。その後も、多くのアタックが次々とかかり、レースのスピードは上がりっぱなし。48キロ地点で、ピエリ(イタリア、サエコ)とモーリ(イタリア、サエコ)がアタックし、ボフェン(オランダ、ラボバンク)、ラダエッリ(イタリア、ヴィニカルディローラ)がついて行く。57キロ地点で、デッケー、フォイクト(ドイツ、クレディアグリコル)を含む10選手が先頭の4選手に追いついた。77キロ地点で、ロドリゲス(アメリカ、マペイ)、メニアン(フランス、AG2r)、サンドストッド(デンマーク、メモリーカードJ&J)が集団から飛び出し、逃げる先頭グループを追う。82キロ地点、先頭と追いかける3選手との差は1分20秒。集団との差は、8分40秒に広がった。集団はメルカトーネウノが引く。
 110キロ地点で、うしろから追いかけていた3選手も先頭グループに追いつき、17人になった先頭グループはひたすらゴールを目指す。172キロ地点、最後のスプリントポイントで先頭グループは2つに分かれ、、デッケーがアタックする。そのまま、デッケーは一人で走りぬきゴールした。第5ステージでは、ゴール直前で集団に吸収されてしまったデッケー。今回は集団の恐怖もなく余裕でゴールした。これで、ステージ勝利と山岳ジャージを手にした。

 総合成績は変わらずエッリ(イタリア、ドイツテレコム)がトップ。

 

  第7ステージ            リモージュ〜ヴィルヌーブ・スゥー・ロ 203,5km 
1. デッケー(オランダ、ラボバンク) 4時間22分14秒
2. ジャン(フランス、ラ・フランセーズデジュ) 52秒遅れ
3. ガルシア・アコスタ(スペイン、バネスト) 56秒遅れ
4. ロドリゲス(アメリカ、マペイ)       58秒遅れ
5. ピエポリ(イタリア、サエコ)             58秒遅れ
  総合成績  
1. エッリ(イタリア、ドイツテレコム)  28時間39分28秒
2. グーゴ(フランス、クレディアグリコル)        12秒遅れ
3. ワウテルス(ベルギー、ラボバンク) 1分17秒遅れ
4. シャントゥー(フランス、AG2r) 2分56秒遅れ
5. アリエッタ(スペイン、バネスト) 3分08秒遅れ

 

【CHIHOのちょっとした話】
 今日はスタートしてすぐの所で写真を撮ったのですが、もうすでにレースが始まっていて、すごいスピードで選手たちがかけ抜けていきました。だから、すでにぱらぱらと遅れている選手もいて、よ〜く見たらゲドン(フランス、ラ・フランセーズデジュ)が!それも、右半分お尻丸出しの状態で走っていました。
 ゴールに入って来たゲドンに話を聞いたら、「スタートの50m前で落車して、時速90キロで集団を追ったんだ。こんなことは始めてだよ。」とちょっと恥ずかしそうにそれだけこたえてくれました。1日中その状態のまま走っていたゲドン。でもなぜ落車したのか…ちょっと謎が残るなぁ。謎と言えば、平地なのになぜメルカトーネウノが集団の先頭を引くのか???
 それにしても、今日のレースは最初の1時間が時速49キロもあって、すごい早いペースでした。車で追いながら逃げた選手の番号と名前をメモっていたので、気分が悪〜い。今日は昼ご飯(と言ってもポテトチップスかパン程度のもの)も食べる暇がなく、飲まず食わずでした。疲れたぁ。でもこれから、宿探しのたびが…。あ〜ぁ。

 


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