ブエルタ・ア・エスパーニャ

第1ステージ 9月4日(土) 27,7q チームタイムトライアル




 第1ステージは、レオン〜レオンの27.7qでチームトライアル(TT)が行われる。今年のツールでは、チームタイムTTのルールが改定され、1位のチームからタイム差が順位により決められていたが、ヴェルタの場合は、5人目にゴールした選手のタイムがそのままチームの成績となる。

スタートリスト
15.27 h. AG2R (France)
15.31 h. Alessio Bianchi (Italie)
15.35 h. Cafes Baque (Espagne)
15.39 h. Cofidis (France)
15.43 h. Euskaltel-Euskadi (Espagne)
15.47 h. Fassa Bortolo (Italie)
15.51 h. Illes Balears-Banesto (Espagne)
15.55 h. Lampre (Italie)
15.59 h. Paternina-Costa de Almeria (Espagne)
16.03 h. Phonak (Suisse)
16.07 h. Quick Step -Davitamon (Belgique)

16.11 h. Rabobank (Pays-bas)
16.15 h. Relax-Bodysol (Espagne)
16.19 h. Saeco (Italie)
16.23 h. Saunier Duval (Espagne)
16.27 h. CSC (Danemark)
16.31 h. T-Mobile (Allemagne)
16.35 h. US Postal Service (Etats Unis)
16.39 h. Vini Caldirola (Italie)
16.43 h. Comunidad Valenciana-Kelme (Espagne)
16.47 h. Liberty Seguros (Espagne)

 曇り空の中行われたチームTTは、15時27分にAG2rが最初にスタートし、32分34秒でゴールした。その後、ファッサボルトロがタイムを塗り替えるが、次にゴールしたイリェスバレアレスが31分41秒でトップタイムを打ち出す。
 ツールのチームTTで2位になったO・セビリャとT・ハミルトンが率いるフォナックに期待がかかるが、トップには5秒足りず。イリェスバレアレスのタイムを塗り替えたのは、31分16秒でゴールしたA・ビノクロフをエースとするT−モバイル。ゴール前にはE・ザベルが一人で抜け出しゴールした。だが、すぐにUSポスタルが31秒上回るダントツの速さでゴールしトップに立つ。
 最後に出走した昨年の覇者R・エラス率いるリバティ・セグロスは、選手たちの走りがバラバラ。トップのUSポスタルから1分28秒遅れの8位でゴールし、エラスやノサルには厳しいスタートとなった。
 第1ステージの結果は、ツールに引き続いてUSポスタルがチームTTで1位を獲得し、チームの団結力を見せつける結果となった。ツールに出場したのは、M・ベルトランとF・ランディスのみで、ほとんどメンバーを変えてのヴェルタに出場したにもかかわらず、この好成績をあげた。ツールではアームストロングのアシストに徹したF・ランディスが、総合トップとなった。
 明日のレースは、レオン〜ブルゴス間207キロの平地コースで行われる。

【第1ステージの結果】 【総合成績】
1. USポスタル  30分45秒 1. F・ランディス(アメリカ、USポスタル) 30分45秒
2. Tモバイル       31秒遅れ   2. M・バリー(カナダ、USポスタル) 同タイム
3. イリェスバレアレス  56秒遅れ 3. VH・ペーニャ(コロンビア、USポスタル) 同タイム
4. ケルメ       58秒遅れ  4. M・ベルトラン(スペイン、USポスタル) 同タイム
5. フォナック     1分01秒遅れ 5. D・ザブリスキー(アメリカ、USポスタル) 同タイム
6. CSC       1分24秒遅れ      6. B・ヨアキム(ルクセンブルク、USポスタル) 同タイム

【CHIHOのちょっとした話】
 USポスタル、強いですね。ミハイロフがスタートしてすぐに遅れていたので、戦力不足になるかと思ったのですが、全く関係なかったみたいです。そう言えば、ツールの時も序盤に遅れたノバルを見放しての圧勝だったから、同じパターンってことかな。総合1位になったランディスは、来季フォナックへの移籍がささやかれています。